常に新しく。
世界を見据えた挑戦を
常三郎
- 魚住 徹
- Tooru Uozumi
“最高の鰹節をあなたの手で!!”
常三郎3代目職人として、伝統技法と機械を使った鉋の開発を両立させ、“常三郎ブランド“を確立。機械メーカー時代に培った販売スキルを活かし、海外販売にも積極的に取り組む。
今では、日常でなかなかできなくなってしまった鰹節削り。体験プログラムで、品質の高い鉋の製造現場を見学し、鰹節削り体験を行うことで、楽しみながら伝統への理解を深めるキッカケにもしてほしい。
EPISODE 01
これまでの経験と知識を、すべて注ぐ
今のお仕事を始めたキッカケを教えてください
30歳の頃に、初代の祖父 常三、2代目の父 昭男を継ぐ形で家業に入りました。それまでは、大手金属加工機械メーカーで営業として働いており、販売や展示会商法などのスキルを培ってきました。
学生時代にはバレー部に所属し、地区大会で成績を残せないチームだったところから全国大会2位の成績を残すという快挙を実現。その頃学んだチームワークや戦略的な部分は、経営面においても、今、かなり役立っていると感じます。
3代目として、初代から続く伝統技法と機械による鉋作りを上手く両立させ、“常三郎ブランド”の幅を広げるために、これまでの経験と知識をすべて注いできました。様々な経験があったからこそ、ここまで会社を大きく成長させることができたと思います。
Interview
EPISODE 02
“常三郎らしさ”を多くの人と作っていく
お仕事のやりがいを教えてください
やはり、お客様の生の声が1番の力となり、いい商品作り、やりがいへとつながっていきます。
鍛冶屋は良いものを作って当たり前。良いものには良いと言われる理由が必ず存在します。それを内側だけに留めるのではなく、どんどん外に発信して、良さを知ってもらい、興味を持ってもらうことも本当に大切なことです。
また、イベントや展示会でのお客様との会話、機械メーカーでの営業の経験には、販売チャンネルを広げるヒントがたくさん詰まっています。そこから生まれたアイディアが“常三郎らしさ”であり、ブランド力です。増やしてきた販売チャンネルも上手く活かしながら、今では、直販約30%、卸販売約40%、海外約30%とそれぞれで売り上げを伸ばしています。
常三郎というブランドを多くの人に注目してもらい、会話を交わしてヒントを得る。これからも、常三郎を多くの人と作り上げていきたいです。
EPISODE 03
“不易流行”を心のなかに
これからの目標を教えてください
いつでも、“常に新しいものに挑戦すること”を大切にしています。
しかし、挑戦するには必ず仲間が必要です。社員たちや商社の方など、同じ目的意識を持った仲間をいかに増やしていけるか、思いを共有し、目標に向かって行ける環境をいかに整えていくか。人それぞれ能力や成長速度、考え方は違いますが、それぞれの目線に立ったコミュニケーションを意識することで、いつの間にか周りには仲間が増えていきました。
周りの仲間たち、環境を大切に育てていきながら、世界を見据えた挑戦をし続けていきたいです。
- 仕事風景
- Works
Works
- SDGs体験型地域プログラム
- SDGs Programs
Experience
“最高の鰹節をあなたの手で!!”
鉋の製造工程を見学して、鉋削りを体験するとともに、その鉋で世界一固い鹿児島県指宿市の「本枯本節」を削り、風味豊かな鰹節 卵かけご飯を食べる。
- 体験内容
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- 最高の鉋(かんな)の製作現場と切れ味を体験するプログラム。
- 職人が昔ながらの軟鉄鍛造技法で製造する現場を見学し、その切れ味を日本一固いと言われる鹿児島枕崎の鰹節削りなどで体験できる。
- 実施日
- 不定期(お問い合わせください)
- 所要時間
- 1時間程度
- 料 金
- 未設定(お問い合わせください)
Program
- プログラム提供者概要
- Overview
Outline