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古法華石仏
古法華石仏
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石造浮彫如来及両脇侍像(せきぞううきぼりにょらいおよびりょうわきじぞうふせきぞうずしおくがい)日本では最古の白鳳時代(7世紀後半)に造られた石仏です。凝灰石の切石の表面に、いすにかけた中尊と蓮華座上に立つ脇侍をそれぞれ半肉彫りであらわし、天蓋、三重宝塔、各尊の円光背を配し、下方に香炉型をはさんで相対する獅子像を陽刻しています。火災の厄にあったらしく、天蓋及び三尊は半肉彫りの部分が剥離欠失し、わずかに脇侍の一部が残るにすぎませんが、上方左右に造顕された宝塔をはじめ中尊のいすの装飾や獅子の表出などの細部の手法には極めてすぐれた技が認められ、磚仏や押出仏に多くの佳作を残した白鳳時代のこの種の仏教美術の代表的な作と折紙がつけられています。昭和32年から奈良博物館に収められていましたが、地元の熱望によって、昭和46年に本来の古法華の地に帰って来て、今は収蔵庫にまつられ大切に保管されています。なお、古法華石仏は常時公開しているわけではありませんので、ご覧になりたい方は、アトリエ館(TEL0790-46-0268)、または同石仏保存会長 中村貞良氏(TEL0790-48-3224)までご確認ください。
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