心を通わせ助け合える
コミュニティを目指して
おうちごはんcafeそらまめ
- 岡本 富恵
- Tomie Okamoto
フードロスに貢献!地元の果物・野菜を使ったアップサイクルなジャムづくり
病院調理師や区長を務めた際に独居高齢者が増加している問題を目の当たりにし、現状を少しでも解決するため古民家を改装しカフェを始める。食材選びにこだわり「そらまめ農園」で育てた安心・安全な野菜と三木市で育ったお米を味わうことができる。
フードロスへの貢献のため、本来は廃棄されるはずの製品や素材に新たな付加価値をつける“アップサイクル”に力を入れて取り組み、体験では生育過程で間引かれるような果物・野菜を使ったジャムづくりを行うことができる。
EPISODE 01
孤独を生まない場作り
お店をはじめたキッカケを教えてください
「おうちごはんカフェ そらまめ」のはじまりはご年配の方がオシャレをして出かけるキッカケの場をつくりたいという想いからです。
病院調理師としての経験や区長を務めた際に、独居高齢者が増え生まれている問題の多さを目の当たりにしました。孤独を感じてしまうと内に閉じこもり外出する楽しみを見出せなくて悪循環が生まれる…そうした現状を少しでも解決しようと元々グループホームとして使われていた古民家を改装しカフェを始めることを決意します。
店内はご年配の方も座りやすい高さのイスとテーブルを使用し、食器やカトラリーは使いやすくて目でも楽しめるものを仕入れているため、お料理の味と併せてお店の雰囲気と細かなこだわりを感じてもらえるような工夫を施しています。
お客様はどこか懐かしく親しみやすい雰囲気が気に入ってごはんを食べながら時間を忘れて話ができる場所、ゆったり過ごせる空間として皆様に選んでいただいています。
Interview
EPISODE 02
素材ひとつひとつへのこだわり
大切にしていることを教えてください
そらまめの料理は第一に“健康であること”に焦点をあて、食材選びにこだわりを持っています。メインを肉と魚から選べる週替わりのランチは、店舗の裏庭にある「そらまめ農園」で育てた安心・安全な野菜と三木市細川町で育つコシヒカリを味わうことができます。
さらに食の問題で常に考えていかなければならないのはフードロス問題です。色や形が不揃いで規格外品である野菜や果物の廃棄の実態は年々問題視されている現状があります。私たちにもできることを常に探してきました。
これまで生育過程で間引かれるブドウを使ったバターやジャム、夏はけずりフルーツのかき氷開発などに取り組みました。本来は廃棄されるはずの製品や素材に新たな付加価値をつける“アップサイクル”は、素材ひとつひとつの可能性を広げるとともにフードロス削減へもつながる、そらまめにとって理想的な取り組みなのです。
EPISODE 03
困ったとき誰もが助けを求められる場所
これからの夢や目標を教えてください
2023年から共同で主催を行なっている異業種交流イベント「街クロッシング」は、 街のイノベーターの方々にプレゼンテーションを行なっていただき市内外の事業者のみなさんと交流するイベントです。多様な業種の方々が集まりそれぞれの事業の育て方やアイディア・想いに触れる機会として、第2回には三木市長にもご参加いただきました。
このようなイベントは本当に多くのつながりを生みます。そのつながりを生かし、三木市・北播磨地域を盛り上げるものづくりへと大きく発展させていきたいと考えています。
そしてその多くのつながりの中で「おうちごはんカフェ そらまめ」としても困ったときには誰もが助けを求められる場所として育っていくようこれからも様々な取り組みを行なっていきます。
- お店作り
- Works
Works
- SDGs体験型地域プログラム
- SDGs Programs
Experience
フードロスに貢献!地元の果物・野菜を使ったアップサイクルなジャムづくり
本来は廃棄されるはずの製品や素材に新たな付加価値をつける“アップサイクル”
生育過程で間引かれるような果物・野菜を使ったジャムづくり体験ができる。
- 体験内容
-
- 果物・野菜を使ったジャムづくり
Program
- プログラム提供者概要
- Overview
- 所 属
- おうちごはんcafeそらまめ
- 所在地
- 兵庫県三木市宿原1263-199
Outline