北播磨の匠

好奇心、向上心。
感情は原動力となる

東条湖BIG BITE

三原直之: Naoyuki Mihara

プロから学ぶ特産品　～釣り針とルアー～

　“ブラックバス釣りの登竜門”として知られる「東条湖」で行われるトーナメントにて、数々の成績を残し、プロの道へ進む。ルアーや釣り竿の製造開発・プロデュース業をはじめ、雑誌やYouTubeの取材・撮影依頼を受けるなど、活動は多岐に渡る。
　プログラム体験では、播州針の歴史を学び、プロの指導を受け、作った仕掛けやルアーで、釣り体験をすることができる。

EPISODE 01

ルアーの魅力に取り憑かれて

今のお仕事を始めたキッカケを教えてください

　父や祖父の影響で、幼い頃から毎日のように海釣りをして育ちました。その頃は、とにかく釣りが楽しく、初めてブラックバスを釣ったのは、高校生の頃です。賢く、好奇心の強い魚であるブラックバスは、その特性に合わせ、個性豊かなルアーが多く存在します。魚らしいものから、魚にみえないような形・色まで様々あるため、何十年とやってきた今日まで、全く飽きが来ません。ルアーの魅力にまんまと取り憑かれてしまい、好きが高じて今に至ります。

　「東条湖」は、“ブラックバス釣りの登竜門”と呼ばれています。ブラックバス釣りのトーナメントが開催され、多くのプレイヤーがここで競い合います。僕も、プロとして活動したいという思いから、東条湖に通い、トーナメントで勝ち上がっていくことで、だんだんと名前を大きくしていきました。

Interview

EPISODE 02

生涯、忘れられない釣り体験を

普段、どういった活動をされていますか

　ブラックバス釣りのプロとして、ルアーや釣り竿の製造開発・プロデュース業をはじめ、雑誌やYouTubeの取材・撮影依頼を受けるなど、飽きのない毎日を過ごしています。

　僕が、プロデュースする商品は、僕自身がおもしろいと思って生まれているものたちなので、時間と労力を注いだ分、自然と熱がこもったものになっています。それは、取材や撮影も同様で、釣りのおもしろさが伝われば十分。僕が、個性的なルアーに魅せられ、釣りを好きになったように、興味の入り口は意外と単純なことからだったりするものです。

　僕のプロデュース商品や活動を通して、誰かが釣りに出会い、ルアーにこだわりを持ち、生涯忘れられない釣り体験をしてもらえたらこんなに嬉しいことはありません。

EPISODE 03

何事も、楽しめる人こそが強い

大切にしていることを教えてください

　釣りに限らずですが、何事も“楽しむこと”が一番大切です。“楽しい”、“おもしろい”という感情は、向上心と継続する力、アイディアを生み出します。釣れた、釣れないという結果だけではなく「このくらいの気温・環境の時にはこうした方がいい」「このルアーは、こことは相性が悪かったかな」など、必ず、次につながる学びがあります。

　日本も開発によってどんどんと自然が失われ続けている中、加東市には、東条湖のような釣りスポット、サイクリングロードなど、自然に触れられる環境で、五感を使って楽しめるものが多く存在しています。

　様々なことが便利になった世の中だからこそ、加東市及び北播磨全体は、これから注目される地域になっていくと思います。

　この自然環境に感謝し、大切にしながら、うまく共存していく。一人一人がしっかりと意識を持って、できることを考えていくことで、自ずとこの景観は守られていくのではないでしょうか。

仕事風景: Works

Works

SDGs体験型地域プログラム: SDGs Programs

Experience

プロから学ぶ特産品　～釣り針とルアー～

播州針の歴史を学び、プロの指導を受け、作った仕掛けやルアーで、釣り体験をすることができる。

体験概要: Overview

体験内容

播州針の歴史を学び、播州針と豚の皮（ポーク）を使って仕掛けやルアーを作成
作成するルアーは自然分解する素材を使用。仕掛け中のおもりも環境に影響がない素材として、環境にやさしい釣りを実現
作成したルアーや仕掛けを使って、プロの指導を受けながら、実際に釣り体験

実施日: 4月～11月頃（冬場は魚が釣れないため）

所要時間: 2時間程度

料金: 現地集合（10時または13時）・現地解散（12時30分または15時30分）
10名以上：お一人様6,500円、15名以上：お一人様4,500円（ルアー制作指導料・釣り指導料）　最大受入20名まで。別途1名につき860円要（東条湖釣り料金）　
※原則、ルアー制作時のハサミと釣り竿・リールはご持参ください。無料レンタル有り。　　　　　　　
9名以下の場合は、観光協会にご相談ください。
休業日：木曜日（アクア東条が定休日のため）
※体験料金は、加東市観光協会へ支払

体験プログラムの詳細はこちら

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